2014年2月3日月曜日

Someone Just Said Something About The Japan-China Conflict That Scared The Crap Out Of Everyone

いつもは気に入った英文記事の非公開倉庫にしている場所です。
日本語訳を置きますが、勝手に訳していいのかワカランので、また非公開にします。



ダボスで、上流のプライベートディナーのひとつに参加しました。ディナーはW.E.F.2014の他のイベントと同様、「チャタムハウスルール」というのがあって、誰が参加したかについては、教えられないのですが、話された事は秘密ではないので、そこで参加者を震え上がらせるような発言があった事をお話します。

ディナーではホストが参加者にマイクを廻し、それぞれが、みんなが興味がある話を短くスピーチしたのですが、ある一人の参加者、中国の影響力のある「専門家」が太平洋の小島をめぐる日中間の切迫した紛争について話したのです。(※Professionalが政府関係なのか、教授なのかワカランので専門家、尖閣は東シナ海だけどここでは太平洋)

覚えているかもしれませんが、中国と日本は、台湾と日本の間にある、ほんの一握りよりちょっとマシな位の無人の岩島の領有権を主張し合っています。最近、日中の島を巡る緊張は高まり、ユーラシアグループのイアン・ぶレマーをはじめとする多くの専門家たちが軍事衝突の可能性と懸念を叫んでいます。

昨夜のディナーの席で、その中国の専門家は日中の軍事衝突について、避けがたいものと確信している様子で、とても心配しているようには見えませんでした。
そしてそれは、島自体の戦略的重要性というより、日中がますます憎しみ合っているからなのでしょう。(基本的に島は無価値ですから)

その中国の専門家は、先日の安倍総理の靖国神社参拝に関連させて、この問題をこう話しました。
靖国神社は神統神社で、日本の何世紀にもわたる戦争で亡くなった日本人を記念する場所だ。ー 日本が2次大戦で犯した攻撃と残虐行為に責任がある指導者たちも含まれているー 現代の日本の指導者の靖国参拝は極めて問題だ。なぜなら日本の旧敵国からは【日本のリーダーが】戦争犯罪人の名誉を讃えているように見えるからだ。

それは、明らかに、ディナーに参加した中国の専門家自身の見解でした。

彼は、安倍総理の靖国参拝を「戦争犯罪人の名誉を讃える行為」と表現し、抑制のなかにも、明らかな憤りをもって、「狂っている」と述べました。

そして中国の一般的考えでは、2次大戦の争いについて日中はいまだに終息していない・・・日米間では、それは終息し、結果戦いは終わった。・・・しかし日中はいまだに、戦争を過去の事として押しやる事が出来ていない、と説明したのです。

彼はもし中国が日本を攻撃し、島を奪取しようとすれば、アメリカは日本側に立たなければならないだろう、中国はそれは望まないと認めた。
しかし、中国人の多くは、中国が最終的な目的を達成できると信じていると述べた。

つまり、、軍を送り、島に中国国旗を立てるという事です。

その中国の専門家は、限定された攻撃は、戦争の拡大をせずに、効果的であり、その象徴的な攻撃は、自国、日本そして世界に対して、だれがボスであるかを明らかにするのだ、と表明したのです。

彼が話し終えた時、テーブルは衝撃で静かになりました。

同席していた経営者や投資家、実力者、ジャーナリストは静かにその中国人専門家を見つめました。そして、一人のビジネスマンがマイクを取り聞きました。

「あなたは、それが全く狂っていると解っているのですか?」
「あなたは、戦争とはそうやって始まるってことを解っていますか?」
「あの島々は価値が無い小さな岩だって解っていますか、それでも、世界的な軍事衝突を引き起こす事に値すると真剣に考えているのですか?」

中国専門家は、解っていると答えたが、それから皆をもっと驚かせる信念を話しました。島の価値は象徴であり、それが極めて重要なのだと。

再び質された彼は、問題を大げさに述べすぎたかもしれないと、当初の発言から距離を置き、個人的には日本との戦争に賛成ではないと言いました。しかし【当初の発言が】相応しいと考えているのは明らかでした。

私は、日中問題の専門家ではないし、分析は専門家に任せます。
私が言えるのは、この尊敬され、知性的で影響力を持つ中国の専門家が、昨夜のディナーの席で島の領有問題において、中国の実力行使による侵攻を正当であるとし、戦争を拡大せずに【限定的に済ませられる】、日中の争いを最終的に終息させる事が出来るとした事、そして、その考えがディナーの参加者みんなを呆然とさせた事です。

追記:私がこの記事を書いたころ、FTのGideon Rachman記者が安倍首相のインタビュについて下のツイートをしました。忘れているかもしれませんが(ちょうど100年前の)1914年は第1次世界大戦がはじまった年です。

2014年2月1日土曜日

STAP細胞研究の小保方晴子博士「研究活動に支障が出ている」と報道機関にお願い

STAP細胞研究の小保方晴子博士が「研究活動に支障が出ている」と報道機関にお願い

藤代 裕之 | ジャーナリスト

報道関係者の皆様へのお願いが掲載されたラボサイト
万能細胞STAPを開発したことでメディアに大きく取り上げている理研発生・再生科学総合研究センターの小保方晴子ユニットリーダーのラボウェブサイトに報道関係者へのお願いが掲載されました。研究成果に関係がない報道で研究活動に支障が出ているという内容です。
ファッションブランドから、サイトには写真特集、中学の作文を発掘して掲載、と程度の差はあれ研究以外の人物像を取り上げているメディアは、反省すべき点が多いにあるのではないでしょうか。
報道関係者の皆様へのお願い STAP細胞研究はやっとスタートラインに立てたところであり、世界に発表をしたこの瞬間から世界との競争も始まりました。今こそ更なる発展を目指し研究に集中すべき時であると感じております。 しかし、研究発表に関する記者会見以降、研究成果に関係のない報道が一人歩きしてしまい、研究活動に支障が出ている状況です。また、小保方本人やその親族のプライバシーに関わる取材が過熱し、お世話になってきた知人・友人をはじめ、近隣にお住いの方々にまでご迷惑が及び大変心苦しい毎日を送っております。真実でない報道もあり、その対応に翻弄され、研究を遂行することが困難な状況になってしまいました。報道関係の方々におかれましては、どうか今がSTAP細胞研究の今後の発展にとって非常に大事な時期であることをご理解いただけますよう、心よりお願い申し上げます。 STAP細胞研究の発展に向けた研究活動を長い目で見守っていただけますようよろしくお願いいたします。 2014年1月31日 小保方 晴子
出典:Obokata Lab/細胞リプログラミング研究ユニット
理化学研究所のホームページにも「報道の皆様へ:STAP細胞に関する取材について」というお願いがアップされている。
同研究ユニットリーダーに非常に多くの取材のご依頼やお問合せを頂いており、個別に対応させていただくのが難しい状況にございます。研究に専念したいという本人の意向もあり、当面の間は本人の取材対応を控えさせていただくことと致しましたので、何卒ご理解、ご協力の程お願い申し上げます。
出典:理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター 国際広報室
昨日、STAP細胞研究の報道を見て、『「デート」「ファッション好き」革命的研究者の紹介に見る根深い新聞のおっさん思考』という記事を書きました。人物像の描き方に問題があることを指摘しましたが、一部からは「興味をもってもらうために人物像の紹介は必要」という意見がありました。
しかしながら、今回の成果のニュース性は、その研究のインパクトは当然ですが、1)年齢や性別に限らず、リーダーを任してもらえる研究環境があること。2)一度リジェクトされて酷評された論文を練り直し、相談し合う真剣な環境が日本にあること、の2点だと考えています。つまり報道機関には「どうしてこのような世界的インパクトのある研究が生まれたのか」という背景を解き明かしてほしいのです。
この2点は、研究に限らず、年功序列や足の引っ張り合い、特定の実績ある(だがもう古い)研究者や企業に集中する資金という日本の(というと言葉が大きいですが)構造的問題を突破しています。「どうやって突破したのだろう」と多くの人が感心を持つのではないでしょうか。人物像の紹介や安直なリケジョ(講談社の登録商標です)フォーカスの記事では、どうしてこのようなインパクトがある研究が生まれて来たかを知る事は出来ません。
もちろん、すべてのメディアが問題という訳ではなく、下記のようなバランスがとれた記事もあります。リードに「博士号を取って3年という30歳の女性研究者だ」と出てくるのですが、それ以外は女性とかリケジョとか一切ありません。理研の思い切った抜擢マネジメントと、第一人者たちが若い研究者である小保方ユニットリーダーを支えたことを書いています。
生命科学「型破り」の一歩 新万能細胞、先入観ない若手が成果 理研、実績より独創性重視
出典:日本経済新聞
このようなマネジメントの決断と、若手を支える周囲の力は、研究に限らず他の分野にも共通する、普遍的な取り組みとして捉える事ができます。若くても任せてもらえると思えば、優秀な人は集まってきます。リケジョなどと特別扱いしなくとも…
リケジョについては、前の記事では余り突っ込みませんでしたが、下記のような意見があることも紹介しておきます。サイエンスライターの内田麻理香さんの記事です。
最近、リケジョという言葉を耳にするようになり、理系女性に注目が集まっている。私も、及ばずながら理科系学問に関わる男女差に関し、協力できることがあれば協力してきたつもりだ。でも、その「リケジョ的方針」はあくまで「おじさま目線」のもの、取り組みが多いような気がしてならない。「理系女子、大歓迎!僕は好きだよ、応援するよ」…これは理系という現在のところ数少ない「アクセサリー」のある女性が良い、と言っているに過ぎない。装飾品としての理系。リケジョ、理系女子のアピールは「理系女子『だって』可愛いんです!キラキラしているんです!」路線が目立つ。これが理系女子を増やすことに繋がるのだろうか? 理系女子・女性のイメージが悪いと思われるケースは少なくない。「理系に行ったら、自分の女性性が損なわれるのでは?」と心配している女子中高生も一定数いるだろうから、彼女らには有効だろう。しかし、おじさま目線の「理系女子だって可愛いよね」は、「ただ理系学問に興味があるのに、可愛らしさまで求められるのか?」とうんざりしてしまうに違いない。あと、まずいなと感じるのが、キラキラ理系女子路線に疑いもなく(ないように見える)乗っかってしまっていること。「おじさま目線を女性らが自らのものにして、それが自分の価値観となってしまっている」からだ。男性目線を気にするあまり、その男性の価値観に染まっている。厳しい言い方をすれば、おじさま目線を内なる指標とした「リケジョ」さんたちが、性差別を助長しているのだ。
出典:KASOKEN satellite
ここまでメディアの事を書いているのですが、かっぽう着の写真を撮らせ、デートやファッションというプライベートの質問を認めた、理化学研究所の広報担当はこのような騒ぎになることを想定していなかったのか、疑問が残ります。もし、メディア受けしそうなエピソードをアピールし、ニュース性を高めようとしたなら、マスメディアだけの責任というわけにもいかないでしょう…
藤代 裕之
ジャーナリスト
広島大学卒。徳島新聞社で記者として、司法・警察、地方自治などを取材。NTTレゾナントで新サービス立ち上げや研究開発支援担当を経て、法政大学社会学部准教授。関西大学総合情報学部特任教授。教育、研究活動を行う傍らジャーナリスト活動を行う。日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)代表運営委員

2014年1月21日火曜日

いつもは気に入った英文記事の非公開倉庫にしている場所です。
日本語訳が無かったので大意を置きますが、すぐ削除します。


オノヨーコさんの文の大意。

太地の漁師の皆さんへ(CC:安倍総理):
一方的に西(側の国)がイルカの伝統漁、屠殺に怒っていることについて、皆さんがどう感じているかは理解しています。ただ、その伝統はイルカを痛める事の意味について世界も日本の漁師達も知らなかったころに作られたものです。この事について議論されてきた沢山の話しは聞いた事があるでしょうから、ここでは触れません。

ただ、もう少し大きい視点で考えてほしいのです。
日本はここ数年厳しい状況でした。私たちは世界の助けや共感が必要なのです。
これは、私たちが暴力ではなく、愛を強く訴えなければならない時に、中国やロシア、インドといった大国とその子供たちに日本の悪口を言う機会を与えてしまいます。

簡単でないのは解ります。しかし、私たちの国の力を弱める機会をいつも窺っている強国に囲まれている日本の将来の安全を考えてください。日本の将来と安全は様々な状況に左右されます。しかし、このイルカ漁は世界との関係を悪化させかねません。

多くのイルカを殺したり、水族館やレストランに売ったりする事を、この政治的に微妙な時期に強行することで世界の子どもたちは日本を憎むでしょう。
私たち日本は、世界から正しい理解を得るために、何十年にわたり努力してきました。その甲斐あって、日本は良い国、緻密な国として尊敬されています。これは私たちの長年の努力なしにはありえなかった事です。

しかし、私たちが享受しているものは、文字通り一日で破壊されかねないのです。
お願いです、原発事故以降の私たちの不安定な状況をよく考えてください。
政治的な決断で、世界中が日本を傲慢で、無頓着で、暴力を好む国だと考えるようなメッセージを与える漁祭りを中止してください。